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規模: 3モジュール 種類: 映像・展示 コンセプト ★★★ ファサード 高さの利用 ★★ 展示 ★★★ 映像 ★★★ 待ち時間 人 買い物 民芸品など。オリジナルTシャツあり。 食べ物 なし。ただし会場内には無数のトルコ料理屋あり。 さえないファサード。 エントランスにトルコ館のテーマ「自然の幾何学」が明記されているが、その字体は外人にありがちな、ぎごちないもの。 大丈夫かと不安になる。 ところが薄暗い館内に入ると、驚嘆すべき空間が広がっている。 螺旋を描きながら立ち上がる金属の天幕。 そしてイスラムの格子模様が組み合わされた、木のドーム。 ドームの下には、大理石でできた泉が。 そこには無数のフラクタル図形が刻まれている。 このフラクタル図形こそ、「自然の幾何学」を解くキーなのだ。 木のドームをぐるりと取り囲むようにモニターが配され、そこに決してわかりやすくはないが、きわめて魅力的な映像が反復して流れている。 イスラム神秘主義の修行僧の旋回舞踊の合間、ひたすら<幾何学><自然><文様><建築>がモーフィングでつながれる。 円・三角・四角といった幾何学図形。 それを写し出す花々や貝殻。そこには自然のフラクタル図形がある。 その自然を抽象化したような、トルコ・イスラムの文様。 オスマン朝の天才建築家・シナンの作ったモスクをはじめとする、古今東西のイスラム建築。大ドームを無数の小ドームで支える構造には、力学が要請した「自然の幾何学」がある。 モーフィングで結ばれるもののスケールは全く違うのに、たしかに、そのすべてを通じて「なにか」があることを実感/直感させてくれる。 円。三角形。四角形。そしてアッラー。 ひたすら繰り返される縦笛ネイの響きに身をまかせていると、宇宙に放り出されたかのように宇宙酔いにおそわれる。 あくまで心地よい宇宙酔いに。 今回の万博で展示された映像の中で、最もすぐれた、そしてあぶない映像ではなかろうか。 トルコ・イスラム文様を描いたタイルと、鏡を効果的に使った壁面も忘れがたい。 ▼みなさんの、外国館ベスト3、がっかり3を教えてください。 楽しみに待ってます!! ▼他の愛知万博関連ブログも、是非チェックされたし。 人気blogランキングへ
by global-komon
| 2005-08-21 00:56
| グローバルコモン3
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